【鳥賊川市シリーズ】作品ごとのオススメ度を紹介!【東川篤哉】

こんにちは。つぼたっくのあおいです。

今回は東川篤哉さんの作品 鳥賊川市シリーズについて紹介します。自分の一番好きなシリーズです。

シリーズの特徴、作品の発売順、作品ごとの特色、オススメ度などを紹介したいと思います。

鳥賊川市シリーズとは

鳥賊川市という架空の都市のいかがわしい探偵 鵜飼杜夫が主人公のミステリー小説です。

ギャグ要素が多くポップな雰囲気が特徴的なシリーズで、ジャンルはユーモアミステリと言われています。

ユーモアに注目されラノベのように思われがちですが、ミステリー要素も本格的です。トリックやアリバイ工作は複雑で、伏線回収もとても綺麗なので単純にミステリー小説としても面白いです。

特に4作目の交換殺人のトリックはとても秀逸でした。また、シリーズには様々な密室トリックが登場し、パターンの多彩が伺えます。

主人公の鵜飼探偵を始め、弟子の流平、ビルの管理人の朱美さん、砂川警部などなど、主要キャラクターも魅力的。キャラ同士の掛け合いが心地よく、面白いため、全体的にポップな雰囲気になります。

シリーズ物ではあるのですが、発売順に読まなくても特に問題ないかと思います。自分も4作目を最初に読んでハマりました。若干過去作とのつながりはあるのですが、そこまで重要ではないです。

発売順とオススメ度

オススメ度は5段階で評価します。

1作目:密室の鍵貸します

オススメ度:★★★★☆

記念すべき1作目。主人公の弟子(になる)の流平が密室殺人の容疑者になる。主人公側の視点と刑事側の視点が切り替わりながら物語が進行する。

全体的に読みやすいので、1作目としてはピッタリの作品だと思います。密室トリックも凝っており、容疑者となった流平と鵜飼探偵が、刑事たちから逃げながら推理する展開は面白かったです。

偶然や無理やり感がトリックに絡むから、星4としています。

2作目:密室に向かって撃て!

オススメ度:★★★☆☆

刑事の失態で流出した拳銃により、事件が発生してしまいます。1作目と同じく密室殺人がテーマの作品ですが、トリックはとても斬新。屋外で殺人事件が発生したしているのです。

実際には密室ではないけど、密室と同様の状況の犯行になっているということです。作中では衆人環境の密室という表現をされていますね。

この斬新なトリックは読みごたえがあったのですが、動機、伏線などが微妙と感じたので星3としています。

3作目:完全犯罪に猫は何匹必要か?

オススメ度:★★☆☆☆

刑事たちが事件を追う中、主人公の探偵たちは猫探しをするという不思議な展開。猫を使ったトリックが見どころの作品です。

猫がたくさん出てくるほのぼのストーリーですが、トリックは超本格。シリーズの中で1番トリックが複雑ではないかと思うくらいです。

そのためか、全体的に読みにくい印象。ページ数も多く、読んでてちょっと長いなあと感じたので、オススメ度は低くしています。

4作目:交換殺人には向かない夜

オススメ度:★★★★★

鳥賊川市シリーズで1番オススメの作品。シリーズ屈指の本格ミステリーで、伏線回収、トリック、展開、読み応え どれも一級品だと思います。

今まで読んだミステリー小説の中でも、上位に入るレベルの面白さでした。

普通の殺人だと思ったら実は交換殺人だった みたいな展開が多いイメージですが、タイトルの時点でトリックが交換殺人ということを明かしているのが特徴です。そこからどう読者を裏切るのか?というのが見どころです。

自分が鳥賊川市シリーズにハマるきっかけとなった作品ということもあり、文句なしの星5です。

5作目:ここに死体を捨てないでください!

オススメ度:★★★★☆

4作目の次に好きな作品です。登場するキャラはシリーズの中で一番好きかも。

色々あって、会ったばかりの男女が死体遺棄をします。最初からぶっ飛んでいる展開。

その2人の後先考えない思考や軽率な行動はミステリー作品の犯人とは思えない程でした。

トリックも大がかりなもので、全く予想できなかったですね。

自分はとても好きなのですが、ユーモア要素強めで万人受けはしないかなということで、星4です。

6作目:はやく名探偵になりたい

オススメ度:★★☆☆☆

鳥賊川市シリーズ初めての短編集。5作品が収録されています。

短編集は長編に比べてよりユーモア要素が強くなっているような感じます。また、今作に登場する主要キャラは鵜飼さんと流平だけなので、少し寂しくもありました。

偶然の出来事が多めなのも今作の特徴ですね。

5作目の「宝石泥棒と母の悲しみ」は普段とテイストが違い、特に面白かったです。

読みやすくはあるのですが、他の主要キャラがあまり出てこない、また読みごたえがあまりないということでオススメ度は低いです。

7作目:私の嫌いな探偵

オススメ度:★★☆☆☆

7作目も5作品が収録されている短編集でした。6作目とは違って、朱美さんや砂川警部といった主要キャラも登場します。

ただ、感想は6作目の短編修と同じような感じになりますかね。特筆して書くようなものは無いです。

強いて言うなら、今までの作品での小ネタがたくさん散りばめられていたことです。

鳥賊川市シリーズファンなら、おっとなることは多いかと思います。(伏線とかではないのですが。)

短編集ということもあり、6作目に続き星2です。

8作目:探偵さえいなければ

オススメ度:★★★☆☆

8作目も5作品が収録されている短編集でした。短編集の中では一番面白かったですね。

タイトル通り、犯人視点の物語が多いのが特徴です。トリックも短編集にしては本格的でした。

5作目の「被害者によく似た男」には鳥賊川市シリーズでは珍しく、有能な犯人も登場するので読みごたえがありました。

鵜飼さんを始めとする、いかがわしい鳥賊川市のキャラクターたちに翻弄される犯人が面白かったです。

短編集の中では一番面白いということで星3です。

まとめ

今回は鳥賊川市シリーズについて紹介しました。

ポップな雰囲気やユーモア要素を受け入れられるかどうかで好き嫌いが別れる作品ですね。

また、個人的な意見ではありますが、鳥賊川市シリーズは短編集より長編の方が面白いです。

特に4作品目の「交換殺人には向かない夜」はオススメなので、是非読んで見て欲しいです。

鳥賊川市シリーズに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!