【感想】金川顕教「読書革命」速く読めて記憶にも定着する読書法が身につく本

2021年8月9日

こんにちは。つぼたっくのあおいです。

今回は金川顕教さんの著書「読書革命」を紹介していきたいと思います。

読書をしている時「もっと速く本を読めるようになりたい」「本の内容を忘れないようにしたい」と思ってました。

むかし速読法についての本を読んで実践していたのですが、全然速く読めるようにならず…

”眼球を速く動かす練習”や”読むのではなく全体を見て瞬時に読み取る”的なことを書いてたのですが、、

絶対無理!とすぐに諦めて普通に読書をしていました。

速読の才能は全くなかったですね…

それでも、本を速く読む方法を身につけたい!と探していると、この本に出合いました。

この本で紹介されている方法は文字を速く読むのではないです。

1冊の本を違う方法で4回読みます。

この方法で1冊を30分で読むことができ、内容をばっちり定着させることができます。

ただ、本の内容を全部読むわけではないので、小説などの物語を読むときにはこの読み方は適してないです。

ビジネス書や教養本などを読みたい方向けの本なのでそこは注意してください。

この本の感想に加え、この本で気になったことや実践してみたことについても紹介します。

書籍紹介

基本情報

題名:読書革命

著者:金川顕教

初版発行日:2020年12月21日

出版社:総合法令出版

値段:1400+税

章の内容紹介

この本ではまず1章で読書のメリットがたくさん紹介されています。

既に読書をたくさんしていて、月に何冊も本を読んでいる方は1章は飛ばしても良いかな。

ただ、始めたいけどなかなか始められない方や、読書のモチベーションが低い方はまずは1章だけでも読んでほしいです!
確実にもっと読書をしたい!と思うでしょう。

2章では具体的な読書法の説明がされており、基本的には2章を読むだけで本書の読書法が身に着きます。

読書法だけ身につけたい方はこの章だけ読んでも問題ないです。

3章は本書の読書法がビジネスの場でどのように活かせるのかについて紹介。

私にとってはこの章は不要かなと思ったので、ほとんど読んでないです。

自分にとって不要な個所を飛ばして読むというのもこの本を読んで身に着きました。

4章はアウトプット法についてです。

アウトプットに活かしたい方は是非読んでほしいです。

ただ読書方法のみ知りたいという方は飛ばしても良いかもですが、読書の内容がより理解できるようになるので読んでほしい。

また、プレゼンや記事を書く時にも活かせることがたくさん紹介されているので、それらについて知りたい方は必読です!

5章には読書習慣の身につけ方など、読書に対する心構え的なことが書かれています。モチベーションを上げる方法的な感じですかね。

本を読む習慣がつくようなテクニックなどが紹介されていますが、そもそも読書の習慣が身に着いている方にとっては不要な章です。

本を読んで気になったところ

ここからは本を読んで気になったところや、重要だと思ったところを紹介していきます。

なぜ読書は大切なのか

読書は大切、読書は絶対するべきみたいな主張はいろんなところでよく耳にしますよね。
具体的にどのようなメリットがあるのかを本書では紹介しています。

まずは、成功者はみな読書家ということ。

ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、孫正義などの成功者は皆読書家です。


私は読書をすれば必ずしも成功するということではなく、何かで成功を収めるためには読書が必要なのだと解釈しました。


単純な私は名だたる成功者が皆読書していると知るだけで、少しだけ読書のモチベーションが上がりました(笑)

なお、読書と所得についてアメリカの『Business Management Degree』が調査結果を発表しております。


「一日30分以上ビジネス書などを読む」は富裕層88%に対して年収300万以下層は2%
「読書家である」は富裕層86%に 対して年収300万以下層は26%

本を読んでおけば高所得になれる!という単純なものではないとは思いますが、読書の重要性は十分理解できます。

また、思考を磨くことができ、思考の軸が身に着くというメリットもあります。

本書ではたくさんの「知識」や「情報」に接した際、それらを判断し、自分なりに解釈する力が思考の軸だと説明されています。

知識を吸収するだけでなく、それを自分のものにして、アウトプットをする力がつくようになると解釈しました。

知識はあるけど何を言っているか分からない人って結構いますよね。

自分の意見を自分の言葉でしっかり伝えるためにも、思考の軸を鍛えることは重要です。

最後に、自己成長につながるというメリットもあります。

読者の成功と失敗を学べる。ポジティブな良い言葉に触れることで自己肯定感が高まる。周囲に好印象を与えることができる。

と様々な観点で自己成長につながります。

たしかに、「昔こういう失敗をして、こういう方法を用いたことによって成功を収めました。」みたいな構成の本を何度も読んだことがあります。


読書によって他の人の失敗を疑似体験することで、失敗しないための対策や、失敗したときにどのように取り戻せばよいかを学ぶことができます。

また、基本的に本は何かができるようになる。成功するためにはこういう方法がある。というようなポジティブなことを書いていることが多いです。

ネガティブなことばかり書いてある本はあまり読みたくないですよね。


ポジティブな言葉は精神的にもよく、自分自身もポジティブになれるので自己肯定感が上がります。


私も読書をしていると「読書ができる自分ってすごい」と少し自分に酔うことで自己肯定感が上がっている感じがします(笑)

読書のモチベーションの上げ方

読書が大切といくら言われても、モチベーションが上がらなかったらどうしようもないですよね。


タバコは身体に悪いと知ってても吸ってしまうし、太るとわかっててもケーキは食べたい…
これが人間の性というものです。

でも、朝起きたらほとんどの人が歯磨きをすると思いますし、仕事から帰って家に帰るとご飯を食べますよね。

このように読書も毎日のルーティンにしてしまえば、読書までのハードルが下がります。

私はお風呂に入ってから、布団に入るまでの時間に読書をすることに決めています。

風呂に入って、読書をして、布団にはいるという一連の流れを確立することで、ルーティンとなり読書習慣が身に着きました。

読書をしよう、と意気込まなくても自然と読書ができるようになったので、集中して読書ができています。

また、空き時間があったらスマホではなく、本を取り出すという風に決めておけば生活の中に読書を取り入れることができます。

また、モチベーションを上げる方法としてポモドーロ・テクニックとうものも紹介されていました。

制限時間の中で自分に追い込みをかけて集中力を高める手法です。

心理学的には「締切効果」と言われていて、人間は時間に追われるとものすごい集中力を発揮する性質があるそうです。

例えば読書を始めるときにタイマーで30分を設定し、その時間内に読み切る。

そのように制限時間を決めて読書することで集中して取り組むことができるようになります。

夏休みの終盤に宿題を一気に終わらせた時って確かめちゃくちゃ集中してたなあ。

まとめ

今回は金川顕教さんの著書「読書革命」について紹介しました。

全部を読まない、1冊の本を4回読むなど全く新しい読書法が紹介されていて斬新な内容でした。

この読書法を全部すぐに実行するのは難しいです。

自分にとって不要な個所は読み飛ばしてもOK本を読む前に内容を予測するなど、できることから実践しても良いかなと思いました。

本を買ったら一言一句すべてを読まないといけないと思っていたので、少し楽に読書ができるようになりました。

この記事を読んで少しでも興味を持ってくださったら、是非「読書革命」を読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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