【感想】「ルビンの壺が割れた」ラストは期待以上の衝撃!

2021年9月20日

こんにちは。つぼたっくあおいです。

今回は宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」を紹介します。

Twitterでいろんな人が読んでるのを見て、ずっと気になってた本。

帯にも日本一の大どんでん返しと書いてあり、期待値は高かったです。

(大どんでん返しだということを知った上で、大どんでん返しの小説を読むのはあまり好きではないですが…)

それでも、期待を上回る衝撃で大大大満足でした!

Facebookのメッセージのやり取りで物語が進んでいくのがとても斬新。

ニュータイプの小説だと感じました。

この記事では、読んだ感想やこの本のおすすめポイントなどを紹介します。

ネタバレはしませんので、まだ読んだことがない人も安心してご覧ください。

※ネタバレの目安として、本の裏表紙にあるあらすじ程度のことは記載します。

書籍紹介

書籍概要

題名:ルビンの壺が割れた

著者:宿野かほる

初版発行日:2017年8月

値段:490円+税(文庫)

あらすじ

Facebookで女性の元にメッセージが突然来る。

メッセージを送ったのは元恋人。大学時代に演劇部の部長を務めていた。

28年ぶりなので、ぎこちないやり取りが続いていく。

物語が進んでいくにつれて、様々な事実が発覚していき…衝撃の最後を迎えます。

感想

大どんでん返しと分かっていても衝撃

自分は小説を読むときは絶対ネタバレはされたくない派です。

全く情報を入れていない状態で読みたい。

そのため、正直に言うと「大どんでん返し」ということを知らずに読みたかった…

まあTwitterや本の帯を見たことをきっかけに興味を持ったので、それはしょうがないですね(笑)

それが無かったらこの本に出合えてなかったかもしれないですし。

ではなぜ、この記事でも「大どんでん返し」ということを書いているのか。

(自分がされて嫌なことをするなよ。と思うかもしれません。)

それは、それを知ってても関係ないからです。

正直、最後に大どんでん返しがくると分かってても関係なく楽しめました。

それだけ展開が読めない

最後衝撃的なんでしょ?と考えることを忘れてページをめくっていました(笑)

自分の読解力がないだけかもしれませんが…

大どんでん返しということを知らずに読みたい自分でもこんなに楽しめました。

ネタバレさえしていなかったら、多少の情報が入っていても十分楽しめると思います。

皆さんにも是非最後の衝撃を味わってもらいたい!

誰でも簡単に楽しめる

「ルビンの壺が割れた」は普段小説を読まない人でも楽しめます。

その理由はページ数が少ないことです。

ページ数は約170ページ。文庫本もすごく薄い。

iphone8と比べてもこの通りですね(笑)

普段小説を読まない人にとって、分厚い本は読む前から少しうんざりしますよね…

自分も最初はそうでした。

この本は短い時間でサクッと読めるので、普段小説を読まない人でも簡単に楽しめます。

そして、内容がとても分かりやすい

登場人物が少ない。会話形式(Facebookのメッセージ)で進む。複雑な伏線などがない。

こんな感じで、分かりやすい要素しかないです。

とにかく、最初から最後まで読みやすい。

これも普段小説を読まない人へのオススメポイントです。

ページ数が少なく、更に読みやすいので読書感想文でもオススメだと言えますね。

推理しながら見ても楽しめる

何が大どんでん返しなのかを想像しながら読むのも楽しいです。

判明した事実や過去の出来事から、どういう展開になるのかを推理しながら読みました。

是非推理に挑戦してみて欲しいです。

ミステリー好きで勘の良い人は展開やオチが予測できるんじゃないかと思います。

自分は勿論大外れでした(笑)

当たっても楽しめるし、外れても衝撃だし、こういう楽しみ方もありなんじゃないでしょうか。

大どんでん返しということが分かっていたからこその楽しみ方でした。

ミステリー小説ではない?と思うので、勘違いはしないでくださいね(笑)

様々な読み方、感じ方、見方ができるのも「ルビンの壺が割れた」の魅力の1つです。

まとめ

今回は宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」を紹介しました。

ずっと気になっていた本だったので、読めて満足。

内容も面白さも、衝撃度合いも全部満足でした。

ページ数が少なく読みやすいので、サラっと読めます。

小説が好きな人もそうでない人も幅広く楽しめる小説だと思います。

騙されたと思って読んで欲しいです。

是非読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。