【感想】「絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業」脱サラ・新規就農するならこの本

こんにちは。つぼたっくのあおいです。
今回は岩佐大輝さんの著書「絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業」について紹介していきます。
最近何かと話題に上がっている農業。
サラリーマンをしながら農業をする 脱サラして農業をする 定年後に田舎に移り住んで農業する
などのことを良く耳にします。
自分も祖父が農家をやっている関係で少なからず農業に興味があります。
1つの選択肢として農業で稼ぐのはありかなあなんて思ったりしています。
仕事辞めて田舎でのんびり暮らしたい…
でも農業をしようと意気込んでも、じゃあ何からすればいいの?
と結構敷居が高いですよね。
農地がないと野菜を育てられないし、野菜を収穫しても出荷先が無かったら副業としてお金を稼げないし…
どのくらいの資金が必要かなども全く分からない。
今回紹介する本は「農業を始めたいけど、何をすればいいかわからない!」という方に是非読んでほしい内容になってます。z
是非この記事を読んでいただければと思います。
書籍紹介
基本情報
題名:絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業
著者:岩佐 大輝
初版発行日:2018年3月20
出版社:朝日新聞出版
値段:1650+税
概要
この本は、農業初心者で理解できるように基本的なことから説明してくれています。
成功者ならではの農業することをごり押しするような内容ではないです。
「農業は最高だからみんなやるべき!」「個人で販路を開拓して売れば儲かるよ!」のようなやつ(笑)
農業をする上で大切な考え方やリスクなどを客観的に紹介しています。
例えば、個人で販路を確保する(農協や市場を通さずにネットなどで販売する)と自分で価格を決めれるというメリットがあるが、ゼロから開拓するのは想像以上に難しく逆にコストがかかってしまうデメリットがある。
作るのが簡単なものは販売単価は安く、難しいものは単価が高い。
しかし、パクチーやハーブなど作るのが簡単かつ単価が高いものもあるが、今後急激に単価が下がる可能性があるから一概に良いとは言えない。
このように現実的な意見が多いです。
今なんとなく農業をやりたいなあと思ってても、この本を読むと「やっぱり辞めておこう」となる可能性もあります。
ただ、それだけリアルな意見を知ることができます。
本気で農業をやりたい方にとっては現実的に考えることができます。
最初の方で、農業についての考え方や知識などを説明した後、農業を始めるための6ステップが紹介されています。
農業に興味があっても何をすれば良いか、何から始めたら良いかが分からない人は多いと思います。
この6ステップにどのようなことが書いてあるかを簡単に紹介します。
①農業をやる目的を言葉にする
②生活スタイル(農業によってどのくらいの収入が欲しいか、時間の使い方はどうするかなど)を決める
③作物・作型(育て方・こだわり方)を決める
④10年間のビジネスプランを数字に落としこむ
⑤資金調達の方法を決める
⑥情報収集とネットワーク作りを始める
上記の6ステップが詳細に説明されています。
どのような観点で考えていくか、どこで情報が得られるか、初期費用や売り上げ見込みの計算方法なども具体的に書いてくれています。
本書を読みながら実施していくことが可能です。
なお、本書には野菜の作り方や土壌については特に触れられていません。
それらを学ぶには農業学校に通う、研修に参加する、プロに弟子入りするなどして学ぶ必要があります。
貸農園などを利用して実際に野菜を作ってみることも推奨していました。
農業は本で読んで机上で考えるだけでなく、実際に身体を動かして身につける必要があるのですね。
感想
私は最近「農業をやりたい!」と前のめりになっていましたが、この本を読んで一旦立ち止まることができました。
農業を始めて自分で売って年収〇〇万円という本や記事を見て、根拠のない自信がわいていました(笑)
この本のおかげで現実はそんなに甘くないということを知ることができました…
とりあえずは会社を続けながら、農業を始める準備をしっかりしていくことが大切ですね。
そのため、自分はまず農業をやる目的と生活スタイル、何を作るかを決めたいです。
また、祖父が農家をやっているので手伝いをしながらまずは野菜の作り方を学んでいこうと思います。
この本がオススメの人
・農業を始めたいけどなにをしたら良いか分からない人
・農業を始めるまでの準備について知りたい人
・会社をやめて農業を始めたいと思っている人
・農業で企業をしようと思っている人
上記のような方はこの本がオススメだと思います。内容は初心者向けですかね。
どちらかというと農業の経営面の知識が学べる本なのかなと思います。
なお、個人で販路を開拓することはあまり推奨していないような温度感でした。
市場に売ったり農協を通して市場に出すことに対しては割と肯定的な感じで書かれています。
どちらかというと堅実に農業を始めようという方向けの内容かなという印象です。
野菜の作り方や土壌について、農薬の知識など 専門的な知識はこの本では得られないです。
初心者向けなので、そもそも基礎知識がある方や既に個人で農業を始めている方にはあまり必要のない内容だと思いました。
まとめ
今回は岩佐 大輝さんの「絶対にギブアップしたくない人のための 成功する農業」について紹介しました。
農業を始めたい理由として、会社を辞めたい、田舎でのんびり暮らしたい、自分で作った野菜を食べたい、など様々な理由を持っている人がいると思います。
どんな理由や目的であっても、基本的な知識や始めるプロセスなどは知っていて損はないと思います。
農業を始めたい!という夢を現実にするためにも、この本を読んで着実に農業のための準備を始めて欲しいと思っています。
自分もこれから準備を始めていきます。
この記事を読んでくださった皆様と切磋琢磨していけたらいいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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