【感想・効果】ストレスに悩まされた女が漢方(半夏厚朴湯)飲んでみた

2021年6月6日

こんにちは、つぼたっくのつぼみです。

ストレス社会を生き抜く皆さん、心身に不調はありませんか?

毎日、万全な状態で戦えてますか?

今回は、ストレスが原因で心身に支障をきたしたつぼみが服用している漢方、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)についてお話します。

身体の異変

急に息苦しくなった

まずは、私が漢方を飲み始めた経緯からお話します。

ネガティブで周りの目を気にしすぎるつぼみは、それはそれはストレスを感じやすい体質でした。それでも、学生までは何とか健やかに毎日を過ごしていました。

しかし、社会人になり数ヶ月たったある日。夜中に首を絞められるような息苦しさで目が覚めました。それは1回だけでなく何日も続き、最後には日中も喉に何か詰まっている感じがするようになりました。

その当時、私は食後の腹痛にも悩まされていました。ひとつずつ解決していこうと、まずは内科に行きました。

そこでは胃液の過剰分泌を抑える薬を処方されたのですが、喉の方は特に何も異常はありませんでした。

婦人科の定期検診で相談したら…

胃が痛くて、息苦しくて、喉が詰まってる…

「これ、多分ストレスだな。」

ド素人の判断でしたが、それしか原因が思いつきませんでした。

本当は精神科・心療内科に行って相談したかったのですが、どこに電話をしても予約でいっぱい…初診はいちばん早くて3ヶ月後と言われました。

はやく精神安定剤ほしい…でも病院予約取れない…どうしよう…

そんなことを考えている時、以前PMS(月経前症候群)対策で婦人科から精神安定剤をもらったことを思い出しました。

専門医じゃないけど、行かないよりはマシ。定期検診ついでに相談してみよう。

そう思い相談した婦人科で、精神安定剤と一緒に処方されたのが「半夏厚朴湯」でした。

半夏厚朴湯とは?

以下では、株式会社ツムラから販売されている「16 半夏厚朴湯」の説明に則ってお話していきます。

効果・効能

  • 不安神経症
  • 神経性胃炎
  • つわり
  • せき
  • しわがれ声
  • 喉のつかえ感

漢方では、人間の体は「気・血・水」という3つの柱が支えていると考えられています。中でもこの「気」は、人間のエネルギー面に関する柱です。

「気」に問題が生じると、疲れやすくなったり、不安やイライラが生じて情緒が安定しなくなったりします。

半夏厚朴湯は、ふさいだ気分をひらく薬(気剤)、つまりエネルギーの不足や滞りを改善する効果があります。特に不安感からくる上記の症状に効く漢方とされています。

成分

半夏厚朴湯の成分は以下の通りです。

  • 半夏(はんげ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 厚朴(こうぼく)
  • 蘇陽(そよう)
  • 生姜(しょうきょう)

こんな人におすすめ

  • 体力が中程度の人
  • 気分がふさいでいる人
  • 精神的な不安、緊張から消化器官に異常が生じている人

まとめると、常に憂鬱な人、ストレスで消化器官に異常をきたしている人におすすめの漢方です。

私は体力に自信はありませんが、そんなに虚弱という訳でもないから体力中程度かな、と思っています。

恐らく、内科にかかった胃痛もストレスが原因なので、私にとってはピッタリな漢方だったと思います。

感想

思ったよりも飲みやすい

私が処方されたツムラの半夏厚朴湯は、エキス顆粒の形で販売されています。

少し紫がかった色をしています。

昔、風邪をひいた時に葛根湯(かっこんとう)のエキス顆粒を処方されたことがありました。

それがものすごく苦かったので、正直漢方には抵抗がありました。

しかし、いざ飲んでみるとあの時の葛根湯よりはかなり飲みやすかったです。

ただ、長い間口の中に入れておくとやはり漢方特有の風味が滲み出てくるので、さっと水で流し込むのに越したことはないと思います。

息苦しさは…

前提として、漢方は体質改善に用いられるものなので即効性はありません。だいたい2週間くらい飲んでみて、効き目があるなら続行。無さそうなら他のものを試してみる。という感じです。

私の場合は、2週間もしないうちに夜の息苦しさから解放されました。

今では服用を始めて3ヶ月ほど経ちますが、夜に飛び起きることはなくなりました。ただ、日中の喉の違和感は今でも少し残っています。だいぶ小さな違和感にはなってきましたが、もう少し継続が必要なようです。

おすすめの飲み方

食間、または食前に1日3回飲むように推奨されています。空腹の時の方がよく吸収されるそうです。

「だけどね、仕事で嫌な人と会う前とか、緊張するプレゼンの前とかに飲んでもいいのよ。少し席を外して、これ飲んで深呼吸するの。それだけでもだいぶ効果は上がるからね。」

漢方を処方してくれた婦人科の先生の魔法のお言葉です。どうしても不安な用事がある時は、時間をずらしてその用事の直前に飲むようにしています。

直前に飲むと確かに安心感があります。これは漢方というよりプラセボ効果のような気もしますが、穏やかに過ごせればどちらでもいいと思っています。

継続することがいちばん大事

実は結構飲み忘れる日があります。そんな日の翌日はまた少し調子が悪くなるので、やっぱり欠かさず飲むことが大事なんだな、と身をもって感じました。

ふと思い出した時に、食後でも1日1回になってもいいから飲んだ方がいいと思います。カバンの中、机の中、色んなところに忍ばせておくことをおすすめします。

さいごに

今回はストレス社会の小さな味方、半夏厚朴湯についてお話させていただきました。

身体の調子が良くない人、ストレスを緩和する方法を探している人のヒントになったなら幸いです。

音楽やおやつ、スポーツなど、漢方に限らずこの世にはストレスを和らげてくれるものがたくさんあります。

ストレスだらけの世の中ですが、お互い無理しすぎずゆるゆる楽しく過ごしていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

健康

Posted by つぼたっく